この記事で解決できる悩み
- 保育
今回は、そんな、お悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する方法を実践すると、アイデアがどんどん溢れてきます。
なぜなら、私は、19年の保育経験の中、この方法は、遊びのアイデアがすぐに見つかると、実践してきた方法だからです。
この記事では、保育の基本となる遊びの構成や簡単な遊びのアイデアの出し方を教えますよ。
記事を読み終えると、遊びのバリエーションが増え、子どもの姿に合わせた遊びを考えることができるようになっています。
遊びが構成される仕組みを理解する
遊びのアイデアが出てこない、いつも同じような遊び方でマンネリ化してしまう理由は何だと思いますか?
それは、遊びを大きくとらえているからです。
どういうことかと言うと、遊びを例えば、ドッジボールや鬼ごっこと捉えているということです。
ここで、注意してほしいことは、それがいけないということではありませんよ。
では、どのようにとらえると良いのか?は、遊びが構成されている仕組みを理解することから始めましょう。
仕組みの理解と聞くと難しい難しく聞こえるかもしれませんが、実は簡単なんですよ。
遊びは要素の集合体
遊びとは、要素が集まって成り立っています。
と言うと難しいので、料理で例えて考えてみましょう。
カレーライスをイメージしてください。
カレーライスの具
カレールー
人参
ジャガイモ
玉ねぎ
お肉
がイメージできますね。
つまり、カレーライスとは、ごはん、カレー(カレールー、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、お肉)です。
では、おにごっこで考えてみましょう。
分かりやすいように、簡単な図にしてみます。
つまり、鬼ごっこという遊びは、捕まえる、逃げるという役割とルールで構成されています。(細かく言えば他にもありますが、、)
そして、鬼ごっこは、簡単に言えば、走って逃げる、捕まえるのですが、そのために必要な力が色々とあることが図からも分かりますね。
遊びの要素を変えるだけでアレンジできる
遊びの要素のアレンジって聞くとなんだか小難しいですね。
また、カレーで考えてみましょう。
カレーをアレンジする時はどうしますか?
お肉と魚介を変えて、魚介のカレーになりますね。
野菜にほうれん草を入れてもいいですね。
おにごっこも同じです。
ルールや行うことを変えるだけで同じ遊びでもさらに楽しくなるのです。
例えば、鬼に捕まった人が、鬼交代ではなく、どこかに捕まる。(ルール変更)
これは、みなさんも遊んだことがある、どろけいですね。
鬼がタッチをするのではなく、ボールを当てて鬼交代する。(ルールと行うことの変更)
これは、子どもたちが好きな、テレビ。戦闘中の遊び方ですね。
この様に、遊びの要素を変えながら、アイデアを出していくと簡単ですね。
遊びのアイデアを出すコツ2つ
それでは、具体的に考えます。
コツは簡単に言うとこの2つです。
コツ①動きを加える・動きを除く
コツ②ルール・遊び方を変える
遊びに動きを加える・除く
動きを加えたり、除いたりするイメージです。
具体例
ドッジボール→ボールを増やす
鬼ごっこ→鬼を増やす、牢屋に捕まるルール、逃げることができるルールを増やす
製作遊び→素材や道具を増やす
加えることで、遊びはより高度なものになっていきますね。
どちらかと言えば、年中児、年長児向けの遊びのアレンジの仕方だと思います。動きを除くことも同様に、遊びの中でしている動きを逆にしないことで新しい遊びになりますね。
注意ポイント
遊びに何を加えるのか、保育士だけが提示しないようにしましょう。
遊びが楽しくなるように展開していくことは、大切なことです。ただ、年齢に合わせて、子どもたちが考えていけるように導いていきましょう。
遊びのルールや遊び方を変える
この方法も簡単ですよ。
遊びを変えるのではなく、遊びの要素を変えるがポイントですよ。
具体例
色鉛筆でお絵描き→色鉛筆を絵具、クレヨンに変える、画用紙を段ボールに変える
手遊び全般→テンポを変える
遊びのアイデアは足し算引き算
遊びのアイデアを出す方法として、遊びの要素を変えるというイメージは湧きましたか?
初めは難しいかもしれませんが、遊びの要素を紙に書き出してみましょう。
そして、何かを加える、除く、変えるをやってみる。
慣れてくると、この遊びは、どんな要素で構成されているのか、パッと分かるようになります。
この方法で、遊びのアイデアをだしていくことをおすすめする理由が実は2つあります。
おすすめポイント
・週案、月案も書きやすくなる
・子どもの姿に合った保育ができる
遊びを要素で見るという事は、遊びを細かく分解できるということです。
例えば、子どもの指先の動きを促したいのであれば、指先を使う要素が入った遊びをする。
この様に、子どもに合った保育ができますし、そのことは、そのまま週案の姿やねらい、配慮にも直結しますね。
週案の書き方でお悩みであれば、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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どんな遊びにしようか、新人や若いころは、私も苦労しました。
しかし、遊びは、子どもたちにとって、気づき、学びの絶好の機会となりますので、大切ですね。
この記事の方法を実践して、子どもたちの姿に合った遊びを展開していきましょう。