この記事で分かること
保育業界は、離職率が高い、ブラック保育園が多いとニュースやSNSで耳にする機会があると思います。
保育業界に20年間いる私がズバリ言います。
ブラックな保育園で働くと心身ともに疲れ果て、不本意な離職やそれに伴いあなた自身のキャリアに傷をつけてしまう可能性もあるからです。
この記事を読むと、ブラック保育園の特徴を知ることができ、働く事前に、見分け方が分かるようになりますので、最後までお読みくださいね。
この記事のまとめ
- どうしてブラックな環境が生まれる?⇒共働き世帯の支援の為、保育園が増加したが、保育士不足は相変わらずで、少ない人数で多くの業務をこなす悪循環が生まれる
- ブラック保育園の特徴、見分け方15個(給料が安い、業務量が多いなど)
- ブラック保育園に転職しないための5ポイント
- ①求人が出ている期間や頻度を知る
- ➁労働条件が詳しく記載されている求人を選ぶ
- ③有給取得率や時間外労働の実績を見る
- ④見学可能かどうかを調べる
- ⑤保育士転職サイトを活用する
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ブラック保育園は多い!転職、入職選びが大切
保育業界は、他の業種と比べて、離職率と有効求人倍率がかなり高いです。
その根拠を示す2つのデータはこちらになります。
離職の原因について詳しく知りたい方は、保育士の退職理由はなに?円満に退職するポイントを解説しますの記事を参考にしてくださいね。
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中には、保育士1年目で離職する保育士、転職しても1年経たずに再び離職や転職をする保育士も少なくありません。
それは、同じ保育園という施設であってもブラックな保育園があり、過酷な労働条件であると考えられます。
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どんな保育園が、ブラック保育園⁉
保育園への需要は、年々増えています。
その背景には、待機児童の解消、共働き世帯の増加があります。
つまりは、保育施設が、急激に増え、労働条件に様々な問題を抱えるブラック保育園が存在しているということです。
ブラック保育園は、働く保育士にもそうですが、子どもにとっても望ましい保育環境ではないのです。
連日連夜の長時間労働、低い給与、休みの少なさに耐えきれず離職する保育士が続出する場合もあります。
保育士の就職や転職選びは、基準はそれぞれでしょうが、しっかりと調べないと知らぬ間に、ブラック保育園に転職してしまう可能性もありますので、細かく就労条件をチェックすることが大切になってきます。
どうして、保育業界にはブラック保育園が多い?
待機児童の解消は社会問題ですから、政府がのその解消に向けた対策として、保育所等施設数は増えています。
厚生労働省が発表する”保育士の現状と主な取組”には保育所等の施設推移はこちらです。
待機児童は、平成28年に386人、平成29年に2528人増加となっています。
近年では、待機児童も減少傾向にはありますが、保護者ニーズに応えきれていない現状もあるでしょう。
また、保育施設の数が増加しても、保育士不足が深刻で、それを補うために過酷な労働条件で働く保育士も多いでしょう。
結果として、保育士の離職、保護者も安心して預けられないブラック保育園が増えていくことになります。
保育士不足の現状
保育士不足が解消されない要因の1つとして、保育士の給与の低さです。
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参考保育士の給料が安いのは当たり前?理由や給料UPの方法を教えます
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処遇改善により、保育士の年収は上がってきていますが、全業種平均年中では、まだかなり低いのが現状です。
給与は、生活に直結しますので、保育士を続けられない人もいるでしょう。
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保護者からのクレーム
保護者からのクレーム、理不尽な要望が増えている点も保育士の労働条件を悪くする原因の1つとなっています。
いわゆるモンスターペアレントは、過度な過保護、要望、クレームで保育士の仕事の負担を増やしています。
本来、家庭で教える、しつける事柄や物事の善悪を保育園に押し付ける、怪我への過剰なクレーム、自分の子どものことだけを考えないなどがあります。
職場の労働環境や職員同士の人間関係は良いにもかかわらず、保護者対応に疲れて離職率が高くなり、結果としてブラック保育園となる場合もあります。
知らないと損する!ブラック保育園の見分け方15個
しっかりと見極めて、ブラック保育園への転職や就職を回避しましょう。
ブラック保育園の特徴と見分け方15個
給与が安い
1つ目の特徴は、給与の安さです。
求人票や採用ページで確認することもできます。
内訳が書かれていない、詳細に書かれていない場合は注意しましょう。
近年、保育士の処遇改善が進んでいますが、残念なことにブラック保育園では、反映されていない、適切に支払われないブラック保育園も存在します。
また、求人票の給与は、最高額が書かれている場合もあります。
内定が決まり、労働条件通知書で、求人票の額と違うことも実際にあります。
賞与ありと書かれていても、1ヶ月分、2ヶ月分、4ヶ月分など様々です。
昇給に関しても、同じことが言えます。
中には、昇給が1年ごとに1,000円と少ない保育園を耳にしたことがあります。
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業務量が多い
業務量が多いのもブラック保育園の特徴です。
しかも、業務量の多さは、保育士の離職理由の上位です。
保育士は、保育だけでなく、週案、個別案、行事計画案、クラスだよりなど様々な業務があります。
業務の見直しが進められている保育業界で、いまだに業務が減らない、昔のままという保育園は、今後も変わる見込みが少なく、保育士の負担は減らないでしょう。
また、今までそうしてきたからといって、業務改善に耳を貸さない園長、経営者がいることもリアルにありますね。
注意
保育業界ICT化が進んできていますが、中にはPCの台数が少なくICT化して効率が悪くなっいるところも少なくありません。例えば、求人票やHPにICT化のことが書かれていたら、PCの台数や具多的にどんなことをICTにしているのか聞いてみることをおすすめします。
運営、管理者が独裁で物事を決める
経営者でもある理事長、園長は、その施設の最高責任者ではありますが、職員の意向を全く無視して、独断で物事も決められる保育園の場合も保育士の負担は増えるばかりです。
また、指導が厳しく、高圧的等もリアルにあります。
中には、人格否定をされ続け、心を病む保育士もいますので、そのような園は避けたほうが良いでしょう。
保育士の表情が暗い、疲れている
園見学に行った時には、是非、保育士の表情に注目してください。
ブラック保育園の保育士は、日々の業務に忙殺され、表情が暗い、ピリピリしているなど感じるものがあるでしょう。
逆に、働きやすい保育園では、保育士もいきいきと仕事をしています。
他にも、見学に来た保育士への挨拶もみてみましょう。
来客となりますので、その様な外部の人が来た時に心遣いができる職場環境は、良い保育園といえるでしょう。
勤怠管理が曖昧
勤怠管理は、タイムカードや最近ではタブレットで管理していると思います。
ブラック保育園のなかには、タイムカードがない、保育士が手書きで、まとめ書きという保育園もあります。
ですから、勤怠管理の形態は色々とありますが、どのような管理をしているのかどうかをみていきましょう。
作りものが多い
保育士の業務で、作りものが多いという悩みがあります。
例えば、壁面。
室内環境の1つではありますが、毎月新しい壁面を作ることを、いまだにしている保育園もあるでしょう。
壁面は飾らない、子どもの作品を飾るなど、業務改善の工夫が進んでいる中、いまだに作りものにこだわる保育園では、保育士の負担が高まります。
問題は、壁面を作るかどうかという点ではなく、必要かどうか、保育士が毎月新しいものを作るべきかどうかで議論がなされているかどうかです。
今まで、壁面を作ってきたから、これからも壁面を作るのが当たり前という考えの保育園をブラック保育園と感じる保育士も多いでしょう。
持ち帰り仕事を減らすアイデアを知りたい人は、持ち帰り仕事を減らす時短アイデアの記事を参考にしてくださいね。↓↓
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参考保育士の残業と持ち帰り仕事は多い?持ち帰りを減らす時短アイデア
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保育士の数がギリギリ
保育士不足で、配置基準ギリギリの人数で保育している、保育士はいるが、経営者が配置基準ギリギリで保育させている保育園は、回避した方が良いでしょう。
現場のリアルな事情を例にあげます。
1歳児12人、2人の保育士で保育。
これは、最低基準を満たす保育士の配置です。
ですが、内1人の子が例えば、怪我をした、熱が出た、おもらしした、嘔吐したなど、保育士1人が対応しなければならない、その場を離れなければならないという状況になった場合はどうでしょう。
11人の子どもを一時的に保育士1人で保育しなければいけません。
通常、フリーの保育士や主任が対応で保育に入るなど行い安全を確保しますが、保育士人数がギリギリであれば、その様なこともままなりません。
要するに、配置基準ギリギリの保育士しかいない場合、なにかあった時の対応も難しいですし、その分、保育士の肉体的、精神的に負担も増えるという事です。
離職率が高い
ブラックな保育園は、基本的に離職率が高いです。
そうなると、働く職員の顔ぶれもどんどん変わります。
そして、職員の年齢層も極端な場合があります。
例えば、若い保育士が全くいない、若い保育士がすぐ辞めるということです。
定着率が高くないのには原因があります。
もちろん個々に離職する理由はありますが、若い保育士のみの離職のサイクルが早いのは、ベテラン保育士の嫌がらせや指導をしてもらえないなど、ブラックな1面があるからです。
有給休暇の取得率が低い
有給休暇は、労働者の権利として認められています。
とは言え、園運営に支障をきたす、代わりの保育士がいないという理由で、希望日に有給を取れない、雰囲気として言い出しにくいというリアルな現場も存在します。
2019年からは、年間5日間の有給消化が、法律で定められ義務になりましたので、5日間を下回ることはないでしょう。
逆に、5日間の義務最低限の日数しか有給を取っていないということは、上記で述べたような、有給が取れない何かしらの事情があることが分かりますね。
サービス残業が多い
先輩が帰る前帰れない、時間外に仕事をすることが当たり前という保育園はブラック保育園の確立が高いでしょう。
閉園時間を過ぎているのに、いつまでも保育園の電気がついている園は、ブラック保育園を疑ってもいいと思います。
希望する保育園の電気が何時までついているかなど、注目してみるといいかもしれません。
サービス残業や夜遅くまで仕事が当たり前だと、やはり、肉体的にも精神的にも辛いですからね。
精神論を前面に出す
「頑張ればできる」、「やろうと思っていないからできない」の様な精神論での指導が多い保育園もブラック保育園です。
指導という側面で、その人次第ではありますが、精神論で解決しようとする考えは正直古い考えです。
例えば、週案や月案などの書類作成が遅いとして、頑張っているかどうかではありません。
指導は、なぜ書類作成に時間がかかるのか、その原因に対して適切な方法提示や問題解決をしていくことが正しい指導です。
行事が見栄え重視
保育園には、運動会、発表会、作品展など様々な行事があります。
行事には、保護者が参加するものもあり、見栄えを良くすることで、保護者の満足度を上げる、保育をアピールすることもできると考え、子どもの姿や発達、保育士の負担を考えずにとにかく見栄えを良くするという保育園もブラック保育園と言えるでしょう。
最近では、行事の見直しが進み、行事無しの保育園もあります。
行事だけが子どもの成長を見せるものでは有りませんからね。
自分の保育観もあるでしょうから、行事に対しての自分の保育観を持って保育園選びをすることが大切です。
行事がない、定時で上がりたいという人には、保育バランスという保育士転職サイトに登録し、転職することをおすすめします。
設備が古いまま
保育園では、子ども達が安全に過ごすことが出来る環境が必要です。
設備投資は、安全面から必要ですが、老朽化が進んでいるのに、一向に改善されない保育園には気を付けた方が良いでしょう。
なぜなら、子どもの安全への環境作りに力を入れていない、設備を整備する資金がないなど何らかの理由があるからです。
見学に行った際には、設備面で壊れている個所、古いままの設備に注目してみると良いです。
不必要な玩具が多く散らかっている
見学に行った際には、玩具が整理整頓されているかどうか、床に玩具が散乱していないかどうかをチェックしましょう。
玩具が散らかっている、整理整頓されていない保育室では、子ども達が安全に遊べる環境にふさわしくありません。
片付けは、子どもが片付けをしていないということではなく、保育士が片付けへの意識が低い、モチベーションが低いことが原因にあげられます。
また、保育士の意識が高いにも関わらず、業務過多でそこまで手が回らないなど過酷な労働条件が原因の場合もあります。
玩具が散らかっていることは、誤飲への危険、転倒の危険など事故につながる要因になりますので、整理されている保育室は、それだけ、保育士の意識も高く、子どもの安全面に力を入れている保育園とも言えます。
保育士が自腹で消耗品等を購入
自腹購入の経験は、私もあります。
子ども達の保育の為ではありますが、本来、保育に必要なものは、保育園の運営費から出されるものです。
にもかかわらず、保育士に自腹で買う事を求める保育園は、ブラック保育園と言えるでしょう。
もちろん、保育に必要なものを買う事は前提として、保育士へ保育に必要なものを自腹で購入することを求める保育園は回避した方が良いでしょう。
ただでさえ、保育士の給与は低く、自腹で保育に必要なものを購入することを求められては、長くその保育園で働こうとする気持ちもなくなりますね。
そうなると、離職率も高くなるでしょうし、保育士のモチベーションも低くなるという悪循環に陥ります。
ブラック保育園で勤めている場合の対処方法5つを紹介
ここまで、ブラック保育園の特徴、見分け方を紹介しましたが、今勤めている保育園が当てはまっている場合にどのように対処したら良いのかをまとめました。
対処方法
- 業務改善を働きかける
- 職場の雰囲気を変える
- パワハラには証拠で対応
- 外部機関に相談
- 転職する
業務の改善を働きかける
業務改善は、保育業界でも進んでいます。
重複書類や長時間労働の原因を探し、改善への提案をしてみてはいかがでしょうか?
そうすることで、休憩時間の確保や持ち帰りの仕事軽減、時間内に仕事を終えることができるなど、良い方向へ向かっていくでしょう。
職場の雰囲気や関係性を変えていく
ブラック保育園の特徴、人間関係の悪さも変えていける可能性はあります。
そうすることで、お互いにカバーし合ったり、相談し合ったりでき、結果として離職回避ややりがいを見つけていくことも可能です。
職場の関係性を変えていくうえで重要なポジションとして、リーダー職、副主任、主任があります。
現場のリアルな現状を変えていくには、現場を良く知る人が、どのように改善していくと良いのか具体的に推し進めていくことが必要だからです。
主任は、現場のマネジメント能力が必要になります。
日頃から、学び、保育士の声に耳を傾け、保育をより良くしていきたいと行動できる人が向いています。
その様な人が業務改善を提案していけば、ブラック保育園から変わっていけるでしょう。
パワハラには証拠で対応
ブラック保育園では、横暴な、理不尽な上司がいるかもしれません。
指導ではない、人格否定や叱責はパワハラになります。
その様な指導が日々行われている場合は、証拠を残しておくと良いでしょう。
その証拠を持って、弁護士や労働基準監督署に相談にいくと良いです。
ただし、気を付けなければいけないことは、あなた自身が手を抜いて業務を行っている、保育方針や理念や保育カリキュラムを意図的に行わないなど要因がある場合は、パワハラ認定される部分と本人の職務怠慢と逆につつかれる場合もありますので気をつけましょう。
外部の人に相談する
内部の人は、ブラックな環境に慣れて感覚が麻痺しているかもしれません。
ですから、相談するなら客観的に判断できる第三者がおすすめです。
相談機関は?
- 市役所の保育課
- 労働基準監督署
- 弁護士
- 社会保険労務士
転職をする
ブラック保育園に勤めていて、労働環境を変えたいと思うなら転職が一番おすすめです。
正直、労働環境を保育士の立場で変えていくことは難しく、多大な労力を要します。
このままずっとブラック保育園で働いていけるのかどうか、将来のことも考えていくと良いでしょう。
ブラック保育園に転職しない方法もありますので、詳しく解説していきます。
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参考【保育士転職サイト】最新おすすめランキング!この記事で転職攻略!
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ブラック保育園に転職したくない人が知っておきたい5つのポイント
ブラック保育園に勤め、労働環境を変えるために転職したのに、再びブラック保育園で働くことになってしまっては、残念です。
そうならないようにポイントを5つ紹介しますので参考にして実践してくださいね。
ポイント
- 求人が出ている期間や頻度を知る
- 労働条件が詳しく記載されている求人を選ぶ
- 有給取得率や時間外労働の実績を見る
- 見学可能かどうかを調べる
- 保育士転職サイトを活用する
1つ1つ詳しくみていきましょう。
求人が出ている期間や頻度を知る
求人は当たり前ですが、保育士を募集しているということです。
その頻度や期間が長いとはどういうことか?
求人掲載頻度が多い場合は、すぐに辞めて保育士募集をせざるを得ない。
求人掲載が長いと、保育士が募集してこない。
この様なことが可能性として考えられます。
労働環境や条件が悪いので、保育士の離職率が高い、つまりはブラック保育園の特徴に当てはまりますので、その様な求人は回避することがおすすめです。
労働条件が詳しく記載されている求人を選ぶ
求人をいくつか見比べてみると違いが分かると思います。
給与の内訳が細かい、賞与が何ヶ月分かなど書かれている求人もあれば、ざっくりと〇〇万円~や賞与ありのように書かれているものあります。
賞与に関しては、会社で決められる部分で1ヶ月分、3ヶ月分など異なります。
賞与ありと書かれて、転職し、賞与は1ヶ月分と知るケースもあります。
求人で給与や賞与について詳しく書かれていることは、保育士の安心材料や配慮がうかがえますよね。
他には、昇給、退職金なども確認しましょう。
注意しないといけないことは、求人に書かれている給与と実際の給与が異なることもあります。
収入例と書かれている場合は、あくまで一例と考え、細かく記載されている求人の中から選ぶ方が良いでしょう。
有給取得率や時間外労働の実績を見る
ブラック保育園の特徴、見分け方でも説明しましたが、休みの取りにくさ、長時間労働があります。
ですから、求人に有給取得率や時間が労働の時間が書かれているか確認してみましょう。
注意
- 有給休暇が取りやすい雰囲気です
- 連続のお休みも大丈夫
このように、具体性がないものは、実際のところどうなのか分かりませんので、注意しましょう。
見るポイントとして、具体的な数字があると分かりやすいですね。
例)年間休日125日以上、有給取得率90%以上
見学可能かどうかを調べる
ブラック保育園を見極める上で、見学は可能であれば行った方が良いでしょう。
求人票に、悪いことは書かれていませんし、良いことだらけの求人も実際の所は分かりません。
アットホームと書かれていても実際に見学して働く保育士の雰囲気や関係性を自分の目で確かめたほうが良いですよね。
気になる求人があったら、見学可能かどうか確認してみましょう。
保育士転職サイトを活用する
上記4つのポイントを見ていくことは大切ですが、働きながらとなるとかなり大変だと思います。
ですから、保育士転職サイトを活用することをおすすめします。
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第3位:保育士求人ラボ | 総合評価/ |
様々な雇用形態に対応可 担当アドバイザーの対応◎ |
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【保育士転職サイト】最新おすすめランキング!この記事で転職攻略!
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3つ紹介する理由として、転職サイトへの登録は複数登録が断然おすすめだからです。
アドバイザーとの相性もありますし、複数登録することで自身に合った求人を見つけやすいのです。
さらに、登録、サービス利用が無料ですから、転職を考えてる保育士の大多数は複数登録をしていると思います。
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保育士ワーカーは、公開求人約40,000件(時期によって異なります)、保育士転職サイト業界でも最大級です。
担当のアドバイザーは、保育業界に精通しており、給与、休日、行事の有無、時間外労働の有無なども教えてもらえますので、ブラック保育園に転職するのを防ぐことができます。
保育士ワーカーについて、口コミや実際の評判が知りたい人は、保育士ワーカーの口コミ・実際の評判は?活用方法まで徹底解説を参考にしてくださいね。
保育士求人ラボ
保育士求人ラボは、求人数20,000件以上の中から、あなたに合った理想の職場をアドバイザーが紹介してくれる、保育士転職サイトです。
管理職求人も充実していますので、ブラック保育園からの転職を機に、あなた自身が園の運営に関わり、理想の保育園作りをしてみてはいかがでしょうか?
転職が初めての人でも安心、保育業界に精通したアドバイザーが、あなたの転職をサポートしてくれます。
保育士エイド
保育エイドは、 転職理由の約8割である「人間関係の悩み」を重点的にケア。
紹介する案件は”人間関係が比較的良好”な働きやすい職場を提案してくれる転職サイトです。
前職場でのパワハラや先輩や同僚からのいじめなど離職せざるを得ない方にとっては、次の職場では人間関係が良い環境で働きたいと思うものです。
そのように考えている方には保育エイドが1番おすすめですよ。
ブラック保育園では、人的要因が多くまた、大きいので、ブラック保育園に転職したくない保育士の心強い味方になってくれるサイトです。
人間関係を重点的にケアしてくれるサイトですから、園見学も重視し、スケジュール調整してくれますので、ブラック保育園を見極める上で頼りになりますね。
保育のお仕事
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また、求人施設は、保育園だけでなく、幼稚園、認定こども園と様々な施設がありますので、選択肢も広がるでしょう。
ブラック保育園を見極めていきましょう
ブラック保育園は、労働環境や人間関係など様々な点で好ましくないです。
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ブラック保育園の特徴と見分け方15個
- 給与が安い
- 業務量が多い
- 運営、管理者が独断で物事を決める
- 保育士の表情が暗い、疲れている
- 勤怠管理が曖昧
- 作りものが多い
- 保育士の数がギリギリ
- 離職率が高い
- 有給休暇の取得率が低い
- サービス残業が多い
- 精神論を前面に出す
- 行事が見栄え重視
- 設備が古いまま
- 不必要の玩具が散らかってる
- 保育士が自腹で消耗品等を購入
最後にもう一度。上記の特徴に当てはまるものが多い場合、ブラック保育園の可能性があります。
せっかく保育士として働くのであれば、ブラック保育園ではなく、あなたの力を十分に発揮できる保育園が良いですね。
繰り返しになりますが、ブラック保育園で、改善が将来的に難しそうであれば、転職をおすすめします。
転職や保育士転職サイトをもっと詳しくしりたい方は、5分で見つかる!【保育士転職サイト】おすすめランキングで徹底比較の記事を参考にしてくださいね。
この記事では、数ある保育士転職サイトの中で人気のある、信頼できるサイトを紹介しています。
更に、転職に必要な準備や進め方なども詳しく解説していますよ。